The C-3's - demo-1 (CDR)
レーベルインフォより:
カレコレ15、6年前に「日本のデトロイト」と称された四日市、良くも悪くもそれなりに浸透してしまった感のあるこの街に10年前突如として現れた「ひとりカムデン・タウン(ひとりGS、もしくは劇団ひとり風に読み上げて下さい)」、VORTEX。この退屈な街で「なんか楽しいことな〜い?」と言う輩の胸ぐら掴んでは「自分で考えて行動しろっつーの!」と尻を蹴上げるメス猫集団がこのVORTEXを根城に独り気炎を吐き出したのがつい先頃。「PUNKSの辞書にはさ、そのうち暇が出来たらやりますって類いの言葉載ってないんだよね。思いついたこと楽しめるうちに始めないとね、たとえスキルがなくて出来なくても。やんなきゃ何にも始まらないし、状況は変わんないよね。」と言ってて欲しい3人の姉様軍団につい先頃SAXのおお姉さまが加わり4人体制になった上に1st CD-Rをしっかりと作ってしまった。ホントにしっかりと。
このお猫様たちの振る舞いが希有だと思う点は、この殺伐とした2012年の日本においてPOST PUNKの再評価におけるリヴァイヴァリストやガラージ/ロフト通過のNEW WAVE再評価ぶり返しストが多勢を占める中、Original \'76-\'78 Punkの再評価ではなく洗礼を受け続けている点、それでいて「おっちゃん、これもう1個買うから半額にして!」と八百屋の軒先で吠えていそうな点(生活感が溢れているということではありません)である。故に精神面ではその当時のバンシーズやエッセンシャル・ロジックと何ら変わらない。
ブレがない。
1st Demoにして傑作となるこのCD-R。何故こんな田舎で孤軍奮闘することを選んでしまったのかが見えてくる荒削りでフリーキーな5曲が全方位に飛ばすダイレクション。重箱の隅をつついて対比すればキーワードなんていくらでも出せるけど、別に「PUNK ROCK」ってキーワードが出てるから、それでいいでしょ?あとは自分の感性フル稼働してこのお姉さま達の産み落としたこの作品を受け止めて!そして思い思いに楽しんで!アキラメナイデ!(文責:ANTONIOTHREE/NGOO ヤスダ ユキヒロ)
一口コメント(音源WEB担当:POGO77RECORDS今村):
僕にとってとても感慨深い人物「バン姉御」率いるThe C-3's。安易にポップとか使いたくないけどそんなでPUNK ROCKです。三重県四日市VORTEX店主でもありすごいなと尊敬してます。
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